フリーランスで働くということはどういうことかわかっているのかね。

私は妻のアメリカ研修についていくため、勤めていた会社を辞めて1年間アメリカに住んでいたことがあります。(ウチでは単身赴任など、夫婦が別々の住むということはありえない。)ビザはおりましたが、働けるビザでもなく、滞在期間も1年と決まっていたので、基本家事をすることが多かったです。

やはり1年間仕事をしないというのは暇です。そこで探したのがクラウドワークスでした。IT系の仕事が多いですが、webライターの仕事もありました。最初はなんでも書いていましたが、専門性の高いものの方が報酬も高いので、次第に教育関係のことを書くことが多かったです。また、英文で旅行関係の記事を結構書きました。それでも時給換算すると1000円+α位でしょうか。正直あまりお金が稼げるものではありません。日本に帰ってきて、フリーランスという仕事はやめ、普通に仕事を見つけて働きました。

フリーランスで働く点でいい所は、自分のペースで働くことが出来る所です。しかし、自分を磨く研修費や交通費は自分で賄わないといけませんし、怪我や病気に対する補償もありません。専門性がないと給料は最低賃金以下になるでしょうし、専門性があっても営業を自分でしないといけない所があります。専門性に+してオールマイティさも案外必要です。

それでも成功する人もいますが、挫折した人の方が圧倒的に多いのではないでしょうか。生徒の中には会社に雇われないで、フリーランスで働きたいというものもいます。しかし、成り行きではありますが、フリーランスとして働いた私は、経験談、特にデメリットを事実として伝える義務があると思います。デメリットも含めて、フリーランスになるかどうかを考えてほしいと思っております。

(担当:川崎純)