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2022年春の入学・卒業式【学院長祝辞】

4月25日の入卒式は初めてのキャンパス・オンラインハイブリットでの開催となりました。70名を超える方々にご参加いただき、誠にありがとうございました。

今回の卒業生の中にもコロナ禍により帰国を余儀なくされ当校へ入学した生徒たちがおりました。
卒業生一人ひとりの言葉に、彼らが経てきた困難、支えてくれた人たちへの感謝、また、当校で自分らしく学び、自分らしくいられたことの喜びが感じられました。彼らが今も、そして未来も幸せであることを心から願うとともに、彼らの母校たる東京インターハイスクールもまた、より良い学校作りのために頑張ろうとエネルギーをもらった一日でした。
式典に続き行われた、生徒交流会、保護者懇親会では和やかな雰囲気の中で、新たな出会いがあり笑顔で語り合う様子がみられました。
ご多用の折、ご参加いただきました皆様へ重ねて御礼申し上げます。

学生部



【学院長祝辞】
おはようございます。学院長の渡辺です。2022年春の入学卒業式を開催します。今回もコロナの感染を防ぐためにオンラインで開催します。並行して出席可能な卒業生たちには、限定的ですが渋谷キャンパスの式典に参列していただいております。

自由と責任を持った自立学習者「インディペンダント・ラーナー」として東京インターハイスクールに入学した新入生たちは、コロナ禍で自由を奪われ、感染を広めない責任を負う学生として厳しい日々を過ごしていると思います。しかし卒業生たちは、その厳しい環境の中でも自分流に学習を続けて本日、東京インターハイスクールを卒業します。貴方たちは世界規模のコロナパンディミックの中でも、創造的に自分の学習をして成功しました。未曾有の危機の中でのご卒業、本当におめでとうございます。そして、これから自分流の学習に挑戦しようと東京インターハイスクールに入学された新入生の皆様、ご入学おめでとうございます。そして、もうひとつのお祝いがあります、多くの卒業生たちが成人としてインターから飛び立つことです。今月4月から法律上、18歳の貴方たちは「大人」になりました。ご成人、おめでとうございます。

最近テレビで、19歳の犯罪者が顔写真と実名入りでニュース報道されたのを見て、日本は本当に18歳の成人の社会に変わったのだと、思いしました。しかし皆さんは、「大人と言われても?」と実感がないかもしれません。ご家族も「我が子が成人、大人?」と期待と不安を感じていると思います。
Exhibit1

ご覧になっている日本財団による調査結果(Exhibit1)が示すように、日本では「自分を大人だと思う」若者が諸外国に比べて著しく低く、問題視されています。

対策として国は6年前に公職選挙法を改正して、投票権年齢を20歳から18歳に引き下げて高校3年生が政治に参加できるようになりました。そして今年4月から18歳を成人とした法律が執行されました。親子が最も重要視している受験制度も「高大接続改革」の下に、昨年度から大学受験では受験生の大人度を測る要素を入れた「総合選抜型入学試験」を実施し始めました。

従来の採点試験で合否が決まる「一般入試」を新たに「一般型選抜」、私立大学で実施されている「旧AO入試」を「総合型選抜」、「指定校・公募推薦」を「学校推薦型選抜」と3つの新しい選抜型入学試験制度を整えました。背景にはグローバル化の進展やAI技術の発達により従来の学校教育での知識技能の習得に加えて、子供たちの「思考力」「判断力」「表現力」を向上させて大学入試で選抜する、新しい教育制度を施して人材の育成と確保をする目的があります。

説明するために首都圏模試センターが実施している「思考コード」を、キリスト教伝道師のフランシスコ・ザビエルを通してご紹介します。

Exhibit2

中学受験での問題傾向がご覧の資料(Exhibit2)に見られる「創造的思考」に広がっています。従来の「知識理解」が左下「A1」だとすると、選抜型試験で測られるのは「創造的思考」の「C2」⇒「貴方がザビエルならどうする?」、「C3」⇒「貴方だったらどうする?」という正解のない問いに、受験生は解答を示します。小学校6年生で、自分の意見と見解を求められます。まさに自分流の学びによる自立学習を通しての思考力が重要になります。

インターハイスクールの卒業生は、入学当初から「貴方だったらどうする?」という問いかけに、自分のやり方で応え挑戦して成功しました。卒業まので道のりでは、親の理解、学習コーチの指導、そして信頼できる友達に支えられてきたと思います。是非この機会に貴方の挑戦を支えてきた皆さんのサポートに感謝してください。そして自信を持ってNEXT STAGEに向かって羽ばたいてください。ご卒業、おめでとうございます。そして新入生たちも、インターが提供する自由な学習環境と柔軟なカリキュラムを利用して「自分流の学び」「正解のない学び」、そして「大人に成長する学び」に挑戦してください。
貴方たちの新しい挑戦を応援しています。ご入学、おめでとうございます。
最後に、私から卒業生と新入生に贈る言葉は「Confidence」と「Independence」です。自分を信じる力を高めて、これから自由と責任を謳歌する幸せな道を歩んでください。
これをもって、学院長のメッセージとします。
ご拝聴、ありがとうございました。