
国際進路型
TIHSで時間の使い方を工夫できるようになったのは大きな収穫で、このノウハウは今も役立っています
A.I
さん
高校へ行く「目的」を求めていたというA.I.さん。在学時代を振り返ってインタービューに答えてくれました。
中学校は好きなバスケットのために通学していたようなもので、中3の夏に部活が終わり高校受験一色になってから学習意欲が下がってしまいました。高校に行く目的が分からなくなってしまって…。そのうち、学校にも行かなくなりました。
朝から晩まで受験のために勉強をして「高校へ行く意味はなんだろう?」 勉強ってそれでいいのか? という疑問、それが大学受験につながるのかと思うと、好きなことに時間を費やしたほうが自分のためではないかと思ったりしました。もともとじっくり考えてから行動をするタイプで、試験のためのポイントを機械的に暗記するような勉強、つまり受験勉強には馴染めませんでした。
朝から晩まで受験のために勉強をして、それで高校へ行く意味ってなんだろう? 勉強ってそれでいいのかな? これが人生にとって大事なこと?という思いがあって、それがこのまま大学受験につながるのかと思うと、もっと若い時にしかできないこと、好きなことに時間を費やしたほうが自分のためではないかと思いました。
そんなふうに「今は色々考え悩む時間も必要なんだ」と過ごした7カ月でしたが、精神的につらいこともあったし、バスケもしたかったし、友だちにも会いたかった。だけどやっぱり、高校へ入ることがすべてじゃないし、自分は、目的がしっかりするまでは行かないと決めていたんです。
親は中学を卒業して進学すると思っていたので、僕がその道を選ばなかったことを心配していました。だけど、少しずつ僕のことを理解してくれるようになり、ある時両親が東京インターハイスクール(TIHS)を薦めてくれました。
TIHSの第一印象は「自分に合っている」という感じでした。教科書がないのには驚きましたが、自分のやりたいことがやれる、自学自習は自立心が養えるかもしれないと思いました。自分の好きな学習をやろう、と目的を持ってTIHSに入学しました。
最初の1年は怠けていました。家にいて一人で勉強するのは慣れていないし、TIHSのシステムに馴染むのに時間がかかりました。そのうち古文読書会などに出席するようになり友人もできました。入学2年目の「オルカフェスタ」で2人の先輩(在校生)に出会い、すごく刺激を受けました。3人で、共同プロジェクトとして「アメリカの9・11」を詳しく掘り下げて調査してみようということになり、半年間に渡り数十回ミーティングを重ね、100ページぐらいのレポートにまとめました。皆それぞれは違うけれど、意見交換しながら1つの成果物(レポート)に仕上げたことは素晴らしい学習体験になりました。
優秀な2人を見て、離されないようにしよう、なんとか近付こう、自分もやらなきゃ、という気持ちになりました。しかし、焦って背伸びして彼らを真似しようにも自分には無理だと分かり、独自の学習スタイルを持つことが大事だということに気がつきました。
またプロジェクトに取り組んでいる間、僕は学習時間をうまく管理できませんでしたが、仲間2人は問題なくやっていました。自分も電車に乗っている移動時間も上手に使うことを教わったりして、少しずつ生徒管理ページの履修カレンダーを学習報告で埋め尽くすくらい、時間を有効に使えるようになりました。TIHSで時間の使い方を工夫できるようになったのは大きな収穫で、このノウハウは今も役立っています。
時間の制約がないのがTIHSの良さです。自分のやりたい学習をどんどん追究できるし、自分でカリキュラムを自由に作れるのです。環境ホルモンについて自分で調べて「オルカフェスタ」で発表したり、英会話クラスに参加したり、TIHSのシステムを最大限に生かせるように、好きなこと、やりたいこと、興味のあることに集中して取り組めたと思っています。
卒業後、ロサンゼルスに渡米して毎日楽しく過ごしました。語学学校の寮生活では、英語だけでなく人間関係が一番刺激的でした。日本にいた時は「ネガティブ思考」でしたが、アメリカ人は「やらないと何も始まらない」という意識が強く、「やりたい事をやれると思ってやる」という「ポジティブ思考」に影響されました。
日本へ帰るかアメリカに残るか、と慎重に考えた時、色々な人にアドバイスを聞きました。友人、大学の生徒、友人のホストファミリーにも尋ねました。100人いれば100通りの考え方があるのだから、多くの人の意見を参考にしたいと思いました。ネットでも情報が入るけど、人に会って話を聞くのは重要です。いろんな人の意見やアドバイスをもらった結果「アメリカにいよう」と決めました。
そもそも渡米は「多くの人に会いに行く」という目的もありました。こういう感覚も実はTIHSで身に付いたことです。私がよく回りの人に言われるのは「行動範囲が広い」。探求したものについて分からない時は、どんどん人に聞き回り・・、確かに私は行動範囲が広いのかもしれません。
大学ではインターナショナルビジネスを専攻します。将来は世界を舞台に仕事がしたいと思っています。今後、インターンシップ制度を利用して国際的な企業で仕事をしたいし、ボランティア活動もやりたい。
経営が数字ばかり見ていても、実際に現場で会社のために働いているのは一般社員です。大学で国際経営学を学んで、数字も人もしっかり見て包括的に決断する、そんな経営者になるのが夢です。
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