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生徒・保護者の声

女子サッカーの普及を目指す

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女子サッカーの普及を目指す

サッカーとその他のことを両立するために必要な計画力も、TIHSで鍛えられた

高森ひかり

さん

2013年にインターを卒業し、現在は女性キーパープロコーチとして活躍している高森ひかりさんにインタビューしました。インタビューは、高森さん、当時の高森さんの学習コーチ(天野コーチ)、学生部の三者で行いました。

【高森 ひかりさん経歴】

2012年 高校3年生の時に東京インターハイスクール(TIHS)編入 在籍中アルバイトをしながら準備していたイギリスへのサッカー留学を実現

2013年 TIHS卒業とともに、スポーツ専門学校でサッカーを専攻しながら指導者としてのキャリアをスタート

現在は地元九州地方のゴールキーパースクールで小学生~高校生の育成に携わりながら、関西、関東、海外でも活動。また「女子サッカーの普及」の一環として「女子GK1dayトレーニング」「女子だけのキーパークリニック」等を企画運営。

Instagramアカウント @tgk_wfoot

Facebookアカウント https://www.facebook.com/hikari.takamori/?locale=ja_JP

学生部: 高森さんはTIHSご卒業時に目標として掲げていた指導者のキャリアをまさに実現されていますね。SNSでの発信からも、高森さんご自身がサッカーを大好きなことが伝わってきます。
天野コーチ: 私もひかりさんがプロのコーチとして活躍されている姿を見れるのが嬉しいです。サッカーを始めたのはいつ頃だったんですか?

小学校4年生のときでした。比較的遅い方だと思います。中田選手やベッカム選手にあこがれていて、本当はもっと前からサッカーがしたかったのですが、女の子も通える場所、というのがほとんどありませんでした。でも小4のときに、おばあちゃんが新聞で見つけてくれて。それでやっとサッカーを始められたんです。嬉しかったですが、フィールドではもっと早くから始めていた子とすでに差が開いてしまっていたことに悔しさもありました。

キーパーに関心を持ったのは、フィールド練習とは別に、端っこでコーチとマンツーマンでキーパー練習をしている子を見て、良いな、と思ったのがきっかけだと思います。

学生部 それが後のキーパーコーチのキャリアにつながる第一歩だったのかもしれないですね。高森さんはTIHS在籍中にイギリスへの留学も実現されましたね。まさにサッカーのキャリアを着実に積んで来られたように見えます。

ありがとうございます。でも実はここに至るまでには、様々な挫折もあったんです。中学生の時は女子のクラブチームに通いながら学校の男子サッカー部に所属したのですが、サッカー部ではいじめのようなものに遭いました。それで1年くらい、部活に行けなくなってしまって。でもこの出来事で、自分がサッカーに本気で向き合っていることに気づき、サッカー選手を目指すという決意が固まるきっかけになりました。


また、イギリス留学中はフィールドのプレーで怪我(骨折)をしてしまい、リハビリに専念せざるを得なくなりました。より身長がある子がキーパーに抜擢されるなか、自分なりにフィールドで頑張った結果のことでした。たくさんのサポートとお金がかかって実現した留学だったので、何のために留学したんだろう、と考えてしまうこともありました。

またこれはプロコーチになってから、タイのスクールで未就学の男の子の指導をさせて頂いた時のことです。当時、始めはお話も聞けなかった子が練習を通じてサッカーも内面も成長していくのを間近で見れて、私の中にはとてもやりがいがありました。やがてその子がスクールを辞めることになったのですが、その際保護者の方から「女性のコーチに教わるのがいやだった」というお声があったんです。その時はさすがにしばらく落ち込みました。

変えられない部分が理由だと辛いですね。

はい。でもそれがきっかけで、むしろ女性だからこそできることを極めたい、指導力で負けないコーチに成長したい、という思いが強まりました。

学生部: 高森さんが持つ明るいエネルギーには、きっと過去の様々な出来事を通じて高めてこられたサッカーへの思いが映し出されているのですね。お聞きしていて、本当にストイックな方だと感じます。
天野コーチ: ひかりさんはTIHS在籍当時から学習面でも本当にストイックでした。留学中もインターの学習を緩めず、いつまでに何をやる、など、有言実行力が備わっていましたね。実はひかりさんは私がインターで学習サポートを担当した最初の生徒でしたが、今もとっても印象に残っています。

TIHSに編入する前は定時制の高校に通いながら、らーめん屋でアルバイト店長をして留学資金の一部を貯めていました。TIHSのことは母が見つけてくれたんです。それまで机に向かってする勉強は苦手でしたが、担当の天野コーチが本当に親身にサポートしてくださり、自分の中で学習の捉え方が変わった気がします。単に難しいことに挑戦するよりも、自分に必要なことを選んで学習していくことの大切さややりがいを知りました。留学中に通った語学学校の授業も、これがTIHSの英語の単位になる、と思うとより真剣に取り組めたんです。
サッカーとその他のことを両立するために必要な計画力も、TIHSで鍛えられたと思っています。

すばらしいですね。今は高森さんご自身がコーチとして活躍されています。先ほど「女性だからこそできることを極めたい」と仰っていましたが、コーチとして教え子のみなさんにどのように関わっていかれたいですか?

サッカーが好きな子たちの可能性を広げるようなサポートがしたいです。 とくに女子キーパーは、キーパーのための専門的な練習の機会がなかったり、フィールドの選手との連携がうまく掴めず、試合でどう動いたらよいかわからない、ということが多いです。

私が現在企画している「女子だけのキーパークリニック」は、参加のための身長制限などはありません。もちろんプロとして本格的にキャリアを目指す上では最終的に身長は重要ですが、プロレベルがサッカーの全てではありません。私の役割はゴールキーパーに必要なあらゆるスキルを共有することだと思っています。


それから私の所属しているスクールのコーチたちは元選手がほとんどで、スクール生も幼い頃から通っている子が多く、みんな技術が高いです。その中にいると、教える身でも教わることがとても多いんです。スクールの代表の元サガン鳥栖gkコーチに「停滞は衰退」と言われているので、私もその意識で、これからも切磋琢磨していきたいです。

高森コーチのご活躍を、これからも応援しています。本日はどうもありがとうございました。

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