メソッド

ラーニングサクセス

アメリカの教育現場では「Learning Style学習スタイル」という概念を取り入れたアセスメントを行うことがあります。一人一人に合った学習方法を見つけて親や教師が生徒を導くことによって、意欲的な学習者になるという考えです。そのラーニングスタイルとは下図にある5つの要素から成り立っています。


要素 影響の範囲
気質 社会とのかかわり方(表現・実行型/発明型/思索・創造型/関係・影響型・組織的遂行型)
才能 子供の生まれ持つ才能(音楽的/数学理論的/言語理論/空間的/ユーモア/対人的/動物と交流/自然と触れ合う/機械的理論/内省的など)
興味 興味の優先順位(スポーツ/音楽など)
様式 情報の取り入れ方(聴覚様式/視覚様式/体感覚様式)
環境 子供の好む学習環境(音の有無/学習姿勢/気温/食べ物/時間帯/照明/色等)

学校で行われているスケジュールをしっかり管理し、決まったことを学ぶ集団学習が合っているのはこの中のうちの「組織的遂行型の気質」だけだと考えられています。

例えば、「学校に馴染めない」という要因の一つに学校の学習環境自体が「学習スタイル」が合っていないのかもしれません。子供の傾向に意識を向け親自身の地図で子供を見るのではなく、子供自身の地図で理解する際の参考にしてみてください。

当校のスタッフは定期的に株式会社ラーニングSの、コーチングやラーニングサクセスに関する研修を受けています。